バタフライ効果

蝶が起こした暴風が勝負の運命を変えることもある

【所感】ビビヨン側から見たビビヨン対策について

サンムーンでレート2000行った記念に構築記事を書いたら、自分の想像を上回るアクセスをいただけました。
ありがとうございます。

私はXYから現在までビビヨンを使っています。
使いこなせているかどうかはともかく、ほぼビビヨン入りしか使っていません。
1回くらい離れてみても良いのかもしれませんが、ビビヨンがいないとパーティを作るイメージが湧きません。

自分はそんなに細かい調整を考えてレーティングバトルをしていないので、ここから先の話はあくまでも自分の感想となります。対戦をしていて心に残ったことの整理みたいなものです。

シングルにおけるビビヨンの強さは「対策されてない相手にはほぼ勝てる」ことと「自らの手で全てに勝てる可能性がある」ことだと思います。
極端な話ですが、ビビヨンで勝つことだけを考えたら、対策の有無だけを気にしていればよくて、他の数値は殆どどうでもよくなります。ビビヨンより早いか遅いかだけ考えていればなんとかなるので、考えるポイントが少なくて気楽だなーとも感じます。

ビビヨン対策が無ければ、ビビヨンは全てに勝つことができると思っています。
ですが、当然ながら無数に対策が存在するので、
ビビヨンの使用率は「たまに熱狂的なファンがいるインディーズバンド」みたいな感じになっているのかなと思います。


ここからは、ビビヨン使ってて出会った対策についての個人の感想です。
その前に、自分がよく使う呼称を纏めておきます。

粉:眠り粉。痺れ粉はそのまま「痺れ粉」
舞、蝶舞:ちょうのまい
積み:蝶舞を積むこと。
本体:ビビヨンのこと。
裸:身代わりが無い状態で、身代わり以外の行動を取るときの文脈で使います
素:蝶舞を積んでない状態。
即起き:眠らせた次のターンで相手が起きて行動すること。


ここからが対策の話です。
そんなにたいしたことは書いてません。自分用のまとめみたいなものです。


・S実値155以上のアタッカー
大前提ですが、ビビヨンは上から殴られたら負けます。Sを下げる手段が必要と言われるのはここから。


・コケコ
催眠対策筆頭①
エレキフィールドが残っている間は寝ません。
それ以上に、コケコはS種族値が130もあり、暴風が半減。
相当な条件が揃わないと勝てないと思います。


・レヒレ
催眠対策筆頭②
ミストフィールドが残っている間は状態異常になりません。
ただしレヒレの火力はそんなにないので、蝶舞積んで殴り合ったら勝てないこともありません。
忘れがちですが暴風で混乱は引けません。挑発は勘弁。


・草タイプ
かつて、とある茸がやりたい放題やっていたおかげで、草タイプは粉を無効にできるようになりました。
粉で寝ない相手には本体を殴られてしまうので、よほどのことがない限りビビヨンは病院送りになります(死ぬとは言ってません)


ナットレイ
草タイプの中でも突出して辛い。
ナットレイは暴風に耐性があり、種ガン以外の返しの一撃が致命傷になります。
相当舞ってないとビビヨンは暴風で確定二発を取れません。やどりぎなんて入ったら目もあてられない。


・ラム
粉を撒いても起きて返しの一撃を食らって負けます。
ただし、この対策は1度だけしか使えません。


・防塵ゴーグル
ごくごくたまにいます。
粉が弾かれるので眠りませんし、こちらは防塵ゴーグルを想定して粉を撒いたりしません。
混乱の奇跡にかけるしかありません。


・不眠
2回しかであったことがありませんが、不眠持ちには粉が入りません。
そして、不眠持ちでビビヨンの身代わりを壊せないポケモンはたぶんレートにいません。
ヤルキモノと死闘を繰り広げたことがありましたが、その時は暴風混乱を引けなければ負けでした。
なやみのタネを使うと不眠になるらしいので、私は補助技になやみのタネを採用することは多分ありません。


・加速
言うまでもなく、追いつけなくなります。
ただし、全ての加速持ちに対して暴風は抜群で入ります。
USMになって、ビーストブーストによる加速も出てきたので、追いつけるかどうか不安になってきます。


・寝言
身代わりを張るときはいつも、寝てるか起きるかをドキドキしながら相手のターンを待つのですが、寝かせて安心したら技が飛んできます。
寝言が発動したらおはよう寝言しか隙が無くなってしまいます。


・連続技
氷柱や岩を投げられたら身代わりを超えて本体にダメージが入ります。種ガン以外の連続技は基本的に致命傷です。
この技の恐ろしいところは、眠らせられても起きて1発入れればビビヨン側が逆転負けすることです。
暴風確定3発くらいの耐久があるポケモンなら、催眠対策する気が無くても突破されてしまいます。


・貫通技
スキンハイボやすり抜け。
身代わりを貼らずに相手の攻撃を裸で受け止める度胸が試されます。
ズガドーンよりもシャンデラ。カプテテフよりもメガサーナイト
ただし、貫通技の殆どは特殊技です。


・先制技
二回殴れば本体にダメージが入ります。
ただし、ビビヨンに痛手になる先制技は全て物理技です。
疾風の翼はもうめっきり見なくなりましたね。


・スカーフ
S調整を覆す基本的な手段。
ビビヨンは基本的にそこまで早くないので、スカーフ巻いてればだいたい抜かせます。
基本的に想定外の一撃なので、ビビヨンにとっては致命傷になり得ますが、パーティにとっての清涼剤にもなり得ます。


ニトロチャージ
XY時代に比べると、リザードンの代名詞みたいになってる気がします。
身代わりを壊しながらS調整をひっくり返します。
蝶舞や身代わりが無駄な行動になった瞬間、相手の押しミスを祈るしか無くなります。


・上からの身代わり
身代わりには粉が入りません。
上から身代わりを張られているので、次のターンは上から殴られます。
素の状態のビビヨンメガゲンガーと対峙したら、身代わりと他の行動とのじゃんけんが始まります。


・自ら状態異常になる
ポイヒや火炎玉ミロカロスなどです。
暴風で相手を吹き飛ばす準備が間に合う前に場に出されることが殆どです。


・吠える吹き飛ばし
蝶舞をリセットされます。ステロが撒かれてたら、体力次第では受け出しもできなくなります。
ただし、ビビヨン1体なら吹き飛ばされません。


・挑発
暴風以外打てなくなります。
Cに振ってるビビヨンなら誤魔化せるかもしれませんが、そうでないビビヨンは混乱を祈るしかなくなります。


・金縛り
あまりありません。
暴風を打てなくなります。補助技で時間を稼げるならあまり怖くありませんが、


・アンコール
補助技をアンコされたら大きな隙ができます。
が、対面の相手次第では誤魔化せるかもしれません。まず間違いなく引くのですが。


・防塵
粉が入りません。
防塵とわからない防塵はとても悩ましいので、ジャラランガはもっと別の方向で強化して欲しかったです。


・草食
粉が入りません。昔は草食マリルリによく泣かされました。


・マジックミラー
粉が弾かれます。
マジックミラーが後ろに控えているだけで、対面の相手に裸では粉を撒けなくなります。
選ばれていないエーフィの影に怯え続けています。


・やけど、毒
スリップダメージがあると無限ビビヨンは有限になります。
ビビヨンは基本死に出しなのですが、自身に無効タイプもあるので、誰かしらの地震に受けだししようとドヤ顔で交代したら、どくどくを入れられて発狂したことがありました。


・ステロ
即起きに対応できる回数が4回から半分になります。


・呪い
使用率1位の超トップメタのおかげでよく遭遇します。
毎ターン1/4体力を削られます。
相手の体力が半分になるので、殆どの相手が暴風圏内になります。


・飛び出す中身
落とした相手の残り体力の分だけ、本体の体力を削られます。
私はナマコブシ対面で天然は全く警戒していません。


・PP枯らし
暴風は16回、プレッシャー持ち相手だと8回しか打てません。
暴風半減のプレッシャー相手(サンダーとかライコウとか)には、目一杯積まなければ、等倍4回分のダメージしか与えられません。


・トリル
遅いやつが先に動けます。なんとかして時間を稼ぎましょう。


・悪戯心
電磁波も毒も身代わりも何もかも先制で打たれます。
ビビヨンは本体の無事が確保されないと本当に苦しい純粋無垢なポケモンなので、悪戯心の前では無力です。


・暴風半減以下タイプの身代わり
1度眠らせても、起きたときに身代わりされたら優位関係が逆転します。起きる前に等倍以上になるまで積むしかありません。


・ボルチェンからの高速アタッカー
身代わりを割ってから上をとる動き。
ビビヨンが積みきれてないと辛くなります。


・晴れ
対策?と思っていたのですが、どうも晴れ状態だと暴風の命中率が下がるようなのです。
寝てるリザYに暴風4連続外して負けて泣きました。


・光の粉
そもそもの前提が「98.5%粉を当てる」ことから始まっています。
無限の可能性を押しつけてやりましょう。


個人的に出会って記憶に残っているのはこんな感じです。

見てわかる通り、対策は組み合わせが可能です。1つならともかく、2つ3つが組合わさると、そう簡単にはいきません。
何かの次いでで対策できる内容もありますし、構築の強さがそのままビビヨンの対策足りえることも十分にありますよね。

また、相手の降参以外、試合時間は長めになります。
そのため、回線切れや電池切れのリスクも高まります。

そして、自分が一番ビビヨンを使っていて感じることが
ビビヨンの全抜き性能というのは、高火力や高速ではなく
「眠り粉を98.5%の確率で当てて」
「相手が2ターン以上眠っている間に」
「必要に応じた蝶舞を積みきって」
「暴風を91%の確率で当て続ける」
ということです。

一応、ウルトラサンムーン環境でもレート2000を達成することができましたが、それまでには多くの運負けと運勝ちがありました。
勝ちまでのルートが見えている状態で運負けを喫することが、本当によくあります。
数%の割合で、どんな局面からも勝ち確を負け確にひっくり返すのもビビヨンの現実だと思います。


上記の全てを掻い潜れば、ビビヨンは全てに勝つことができます。
逆に言えば、これらを掻い潜れなければ、ビビヨン選出は敗北に直結します。
それでもなおビビヨンを使って勝ちたいと思うか、ビビヨンを使うことが割に合うと思えるかどうかなのかな、と思います。
ここまでのめんどくさいリスクを抱えるビビヨンは、個人的には「害悪」ではないと思っています。